So-net無料ブログ作成
検索選択

遙か凍土のカナン7/将軍たちの金庫番/時代劇の作り方 [本]

芝村裕吏「遙か凍土のカナン7」星海社FICTIONS

------------
時に、一九一四年。最愛の妻・オレーナを失い、東シベリアの地でひたすら政務に邁進する新田良造に、世界大戦の激動が迫りつつあった―。
物価は乱高下し、大規模な武器需要が東シベリアを急速に成長させるいっぽうで、ロシア帝国は揺らぎはじめる。
そして、大樹のまさに倒れんとする時、歴戦の将軍たちが凍土に集い、遂に“新たなる国”が産声をあげる。
だが、その前途には、元首のかつての祖国が、敵として待ち構えていた…。
------------

芝村裕吏さんの長編小説です。完結編。
日露戦争から始まり戦後、クロパトキン将軍からある依頼をされた主人公がコサック国家建設という目的に挑みます。
大戦がはじまりシベリアに新たな国を建国します。
若きスターリンなども登場し、現実の歴史とは違う世界を描いています。
アクションの多かった前半と比べると建国編はやはりかなり地味ですが、なかなか読ませました。


佐藤雅美「将軍たちの金庫番」新潮文庫

------------
徳川幕府の財産は、五代綱吉の時代にはほぼ枯渇。悩める老中らは、金集めのため世界でも稀な奇策を放つ。
だが幕末、その奇策が原因で、江戸の経済にとんでもない大混乱が起きてしまう。
諸藩・幕臣の慢性的な困窮、田沼・松平ら老中たちの功罪、総領事ハリスの悪知恵…。
金の流れを追えば、幕府崩壊の意外な一因が見えてくる。誰も知らなかったお江戸経済事情。
------------

佐藤雅美さんが幕府の経済事情について書いた本です。
佐藤さんが以前、経済時代小説を書いていた頃に出したもの。
徳川幕府初期は金や銀が大量に出たので裕福でした。
ですが金銀の産出量が減り五代綱吉の時代には財産はほぼ底をついていました。
そのための方策が幕末に混乱をおこします。
また田沼意次が経済官僚としてはそれほどすぐれていたとは言えないという話もお面白かったです。
これを読むと徳川の埋蔵金なんていうのは虚構だろうと思いますね。


能村庸一、春日太一「時代劇の作り方-プロデューサー・能村庸一の場合-」辰巳出版

------------
『鬼平犯科帳』『御家人斬九郎』…数々の時代劇ドラマを担当してきたプロデューサーが、制作秘話を通して語るテレビ時代劇への熱き想い。
------------

フジテレビの時代劇プロデューサー・能村庸一さんに春日太一さんがインタビューした本です。
『鬼平犯科帳』『御家人斬九郎』などを制作した能村さんの語るテレビ時代劇の話は面白いですね。
巻末に石橋蓮司さんとの対談もついています。
それだけにテレビ時代劇が衰退してしまったのは残念です。


遙か凍土のカナン7 旅の終わり (星海社FICTIONS)

遙か凍土のカナン7 旅の終わり (星海社FICTIONS)

  • 作者: 芝村 裕吏
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/06/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



将軍たちの金庫番 (新潮文庫)

将軍たちの金庫番 (新潮文庫)

  • 作者: 佐藤 雅美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: 文庫



時代劇の作り方 プロデューサー能村庸一の場合

時代劇の作り方 プロデューサー能村庸一の場合

  • 作者: 能村 庸一
  • 出版社/メーカー: 辰巳出版
  • 発売日: 2011/07/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る